PRODUCT 硬い鉄
ABOUT 材料特性について
炭素量が増えるほど、鋼は強く硬くなっていきます。しかし同時に、靭性と呼ばれる粘り強さやしなやかさが失われてしまいます。炭素量が増えすぎると、強く硬くはなりますが、強度の限界を超えると折れてしまいます。「靭性が高い」ということは、折れにくく粘り強いということになります。強靭で加工のし易い鋼ですが、高い硬さとしなやかさを同時に得ることはできません。目的に応じて、硬さと靭性のバランスを決めることが必要です。
Product lineup 製品ラインナップ
分類 | 鋼種名 | 特徴・用途 | |
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超合金 |
ニッケル基合金,コバルト基合金,クロム基合金 |
耐熱限界を超える850℃以上の高温で使用される合金。航空用、タービンブレードなど。 |
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高速度工具鋼 |
タングステン系、モリブデン系 |
高速切削を可能にするため開発された材質です。切削工具など。 |
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冷間金型用鋼 |
DC11(SKD11)/DCMX |
寒冷条件下で金属を変形または成形するために使用されるダイス鋼。冷間打抜き、押出しなど。 |
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